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フィールドで見かけた虫を採ったり、撮ったり。
by kakkouka
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2012映画ベストテン〈最終版〉

例年10本程度なのに今年は16本も観ました。
こんなに本数観たのは久しぶり。大豊作だったと思います。

第1位【別離】
イスラム教の戒律から介護というのが難しいもの、というのを知ります。コーランがどう人々の中にあるかも知ります。でも基本は全世界共通の物語。
“真相が判った所で何も解決しない”というのはイラン映画の伝統?映画[運動靴と赤い金魚]もなくなった古い運動靴のありかが判ったのに、運動靴を持ってた娘の親が目が見えない方で貧乏な自分とこの家よりさらに貧困家庭だったから何も言えなかった、というエピソードがあった。この作品も真相が少しづつ解っていったところで一向に解決に向かわないでさらに不安な所に迷い込んで行くのが面白い。ただの離婚劇がこれほどのサスペンスになる…10年に一本の傑作です。
映画が終了した時に後部座席のおばさまの声が聞こえました「旦那さんが我慢すれば何も問題無いんじゃないかしら?」なるほど!目から鱗!(鱗粉ではない)[パレスチナ・イスラエル問題]もこのおばさまなら3分で解決してくださるかもしれません。この国に未来は無いと言って国を捨てることに何のてらいもない?ちゅうか、この作品がこれほどのことをやってるのに…オバハン、すげー。
これってアレに似てる。C.W.ニコルさん言うところの「狩人は動物を減らさない」と同じで「昆虫採集は虫を減らさない」というのを分かり易く丁寧に1から100まで理論付けて説明してあげても、わかってんのかなー?と思って99くらいに来たら「でも採ったら減るよね?」と言って回りをドヒャンッ とさせるヤツ。
オッサンは釣りをするから多少なりとも通じるのだが女性の方は難しいですね。
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第2位【桐島、部活やめるってよ】
私がこの作品に5億点を付ける所はヒエラルキー頂点の幽霊野球部員と野球部キャプテンとの会話シーン。キャプテンは練習に来させるために熱弁をふるったりはしません。せいぜい「今度試合あるから見にくれば」と視線も合わせることもなく言うくらい。3年生になってもドラフトの前に「ドラフト前だから…」と夜にバットを振って練習するキャプテンに「球団から声でもかかってるのですか?」の質問に「いや、それはないのだけども…」と答えるキャプテン。
あと映画を監督するのが好きであろうとも「映画監督なんかに僕がなれないのは分ってるけど、それでも何か繋がってるような気がする瞬間がある」と答える映画部部長にも5億点。合わせて10億点が裕福な家庭で勉強出来てスポーツが出来て顔もスタイルも良く彼女もいるヒエラルキートップの奴に伝わるのです。なので、エンディングはこのヒエラルキー頂点の幽霊野球部員が野球を始める所で終わっているのだと思っています。これも10年に一本の邦画の傑作です。
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第3位【ヘルプ ~心がつなぐストーリー~】
もうダメだ!と思ったププッティドゥ♡の巨乳の女の人が頑張る所に5億点。
あとお母さん。黒人のヘルプさんを差別扱いしてはこなかった家にうるさ型名誉婦人会が集まった時にヘルプさんの娘がいつもどうり玄関から入ってきたのを見て名誉婦人会の方々が引きつってるシーン、これまでなら黒人のヘルプさんは気を回せたのだが歳をとってたため気を回せなくて黒人のヘルプさんをクビにしなくてはならなくなった過去を持つお母さんが逆襲する所に5億点。それと公民権運動により法の下に平等となって100年たとうが 実際はそうではなかった時代の[マルコムX]のメインの運動家でなく南部の田舎町にもさすがにその機運が高まってきたという微妙な頃をとらえ、しかも女コミュニティ限定の視点に5億点。
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第4位【ドライヴ】
普通なら主人公の今までの生活や背景なんかが物語の中で見えてくるものなのにまるで見えてこない。少なくとも酒の飲み方やタバコの吸い方なんかで何かしら人となりが提示されるもの。超人でもなく正義感に溢れてるようにも見えないから主人公の立ち位置が分らない。彼女と旦那との関係をどうこうしようとも思わなく、彼女へどれだけの思いを持ってるかも判らず主人公の心情のありようが理解できない。でも映画は感情移入などできなくとも良い。今までの人物描写ができる作品を良しとし、人物像が描けてない作品をダメとした “映画常識” を完全スルー!いろんなものを削ぎ落とし強烈な印象を残せれば十分!こういう奴がいたのだ。そして彼は誰にも知られず姿を消したのだ。かっくい〜ぃ!
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第5位【ミッドナイト・イン・パリ】
チャンチャーンチャラララ…(略)…チャーチャラララチャラララチャラララチャン、チャーチャラララチャラララチャラララ チャン、チャン、チャン、チャン、チャン、チャン、チャン、チャン、チャン!チャン! チャーーーーーーーン!
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第6位【裏切りのサーカス】
このスパイ物は観たくなったのに、なぜ007は観る気が起きないのだろ?娯楽映画の最先端の技術や英知が集結されていて観たら面白いのはわかってるのだが…。
どうせTVですると思ってるからかなぁ。でも放映してもどうせまた再放送するんだろうし、と思って結局見ない。【エクスペンダブル】とかもそう。
宇多丸さんの今年のベストワンは007だった。普通ならそんなワケ無いからわざと選んでる?まるで私に発信してくれてるよう。…007、DVDで観てみよかなー。
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第7位【アルゴ】
クリント・イーストウッドの後継者と言われてるベン・アフレック。この前作の[ザ・タウン]は普通に面白かったけどそれほど?と思ってました。これ観てからは『みんな見る目あんなー』と思ってます。
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番 外【DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る】
やっぱ劇場に行ったらよかったなー。後悔。DVDでの鑑賞なので番外にしていますが、この位置に来ます。これの5億点ポイントは、総選挙で二位に大島優子の名前が呼ばれて前田敦子が人目をはばからず号泣したところでしょうか。普通なら一位として名前が呼ばれるまで感情を抑えるもの、なのに何もつくろったりしない所がこの作品が優秀なドキュメンタリーになってる理由だと思っています。大島優子が舞台では笑顔だったのに舞台裏での泣きに驚いたのも同じ。四六時中カメラが回っていたゆえに撮られてる方も気にならなくなり…って、このへんの良い所は宇多丸さんが全部解説済み。今年一番の掘り出し物には違いありません。
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第8位【ルアーヴルの靴みがき】
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第9位【ものすごくうるさくてありえないほど近い】
【ルアーヴルの靴みがき】とこれが好きだということは、メルヘン好き?ちょっと恥ずかしーかなー。まあいいや。
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第10位【この空の花 長岡花火物語】
こんな時代だから「今ならまだ戦争に間に合う」のフレーズだけで、大林作品が苦手でもこの作品をベストテンから外すわけにはいきません。そう思わずにいられなくなる、ジジイに根負け です。
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第11位【哀しき獣】
宇多丸さんを聴かなかったら存在にも気がつかなかった。[チェイサー]の監督の第二作なのに。宇多丸さんは「主人公が走り出すと共に映画が走り出す所に5億点!」て言ってたかな?私は殺しに行こうと思ってたら先に行った人たちを見てあたふたの一連のシーンに5億点です。主人公が走り出してからは途中から『なんで走ってるんだっけ?』状態になってしまうところもありましたが。
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第12位【アーティスト】
アイデア賞モノ。アカデミー賞作品にアイデア賞ってどうよ?とも思いますが。
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第13位【プロメテウス】
イカタコ手術サイコ〜!まさかこの脇役みたいな顔の人が主人公とは!意外。
本作に出てくるアンドロイド、若い人はわかるだろうか?人間がコールドスリープの時にアンドロイドが見続けた映画が[アラビアのロレンス]という設定にアンドロイドがこういう奇怪な行動をする理由でもあるのだが…ロレンスが砂漠が好きなのは「清潔だから」というような感性の持ち主という奇行種ですからねぇ。リドリースコット監督は「アンドロイドが一人で過ごし2年間見続けても飽きない映画だから」と言ってたらしいいが、そのまま受け取るわけにはいきません。妙にビジュアルがキレイで周囲になじんでいないところとかもそうですね。白い衣装を着た時のまるでオーガンジーのドレスをなびかせてるような所とかと通ずるところがあります。そういえば宇多丸さんは「公開時にアラビアのロレンスが正しく理解されてたか疑問」と言ってましたが、多くの批評家たちは解ってたと思います。でも私は当時それらの批評を読んでもまったく解らなかった。子供だったし。「雄大な砂漠の英雄史」という印象が強過ぎましたからね。
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第14位【J.エドガー】
面白い要素がなさそうだった【ヒア・アフター】と【インビクタス】は観てみるとやっぱ良かったのだが、これはいまいちピンと来なかった。デカプリオの老けメイクは成功してたと思うが…もう一人の老けメイクがゴム人形みたいだった印象は強く残ってるのだが…。
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第15位【遊星からの物体X ファーストコンタクト】
ダメだった所多数。特に血液検査にあたるシーンではワクワクして見てたのに何も起こらないってどーいうこった?ただ、エンディングで【遊星からの物体X】に繋げた所だけは気持ちいい。評価できます。
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第16位【ダークナイト ライジング】
[ダークナイト]の良さがイマイチ解らなかったので、これを観れば理解出来るかも?という望みを持って行きましたがダメでした。漫画原作だから、というのをどこまで我慢せーちゅうねん!あの穴を“メタファーと理解せよ” ということ?あとキャットウーマンがだめだなー。ルパン三世の「藤子ちゃあ〜ん♡」を実写で見せられるのはキツい。バンバン危険物が降ってくるのにパワースーツを着てない生身のキャットウーマンが向かって行くって……… DVDにすりゃよかった。けっしてワースト作品ではありませんが。
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by kakkouka | 2012-12-29 13:18 | 映画ベストテン
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